占い師に求められる能力

インターネットが普及し気軽にメールやメッセージを送ることができるようになった結果、注目を集めている職業が占い師です。
占いといえば占いショップに行って直接占ってもらっていたのは過去の話で、現在は電話やメールで占ってもらうのが一般的なのです。占いショップは都市部に集中していて、相談したいことや占ってほしいことがあっても、住んでいる場所の近くに占いを行なっている店がないことが問題点です。占いをしてもらうために遠隔地に赴くには占い費用だけでなく交通費も必要になり、気軽に占ってもらうことができないのが現状でした。しかし、近年はインターネットが普及し、パソコンだけでなくケータイやスマートフォンからも簡単にネットにアクセスできるようになり、低額プランならメールも送り放題で、遠隔地に住んでいる相手とも気軽にコミュニケーションを取る環境が整いました。

電話占いやメール占いなどの占いは、インターネットの発達のおかげで成長した占いです。
電話占いはホームページに載っている占い師から気に入った人を選んで占ってもらうスタイルで、電話料金自体は無料で制限時間内なら好きなだけ相談でき占ってもらうサービスです。メール占いは悩みや相談事をメールに記載して送信して占ってもらうスタイルです。メール占いは正にインターネットの普及がなかったら誕生しなかった占い法です。電話占い自体はインターネットの発達以前からあったスタイルですが、ホームページに占い師の年齢や性別、得意な占い法などの詳細なプロフィールが掲載され、占い可能な日にちや時間帯、予約状況などがリアルタイムで確認できる点がユーザーにうけています。電話占いとメール占いの隆盛を見ても占い業界が如何に成長しているかが解ります。つまり占い業界がこれだけ成長しているということは、相談者だけでなく占い業社も増えているということで、占い師の絶対数が不足しているのが現状です。占いに持ち込まれる相談の大半は恋愛事で、どうすればよいかを占いによって決めてもらうことを望んでいます。占いに訪れる相談者の中では既に答えは決まっているのですが、占いによって後押しをして欲しいのです。そのため、占い業界で働く人は恋愛の相談に長けている女性が圧倒的に多いのが特徴です。相談中の雑談やメールの文面から、占い師は相談者がどう言って欲しいのか的確に見極めてアドバイスする力が求められているのです。